これから全10回にわたって、「咬み合わせ」について少し専門的なお話をしていきます。
「咬み合わせ」と聞くと、
・歯並びがきれいかどうか
・その場で噛みやすいかどうか
といった点を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし当院では、
見た目や一時的な噛みやすさだけで治療を判断することはしていません。
なぜなら、噛むという行為は、
歯だけで完結している単純な動きではないからです。
脳が情報を整理し、
筋(咀嚼筋)に指令を出し、
その結果として歯列や顎関節が動く。
咬み合わせとは、
こうした一連の「機能の結果」として現れている状態だと私たちは考えています。
そのため、
「歯並びを整えれば安心」
「とりあえず噛めていれば問題ない」
とは必ずしも言えない場合があります。
この連載では、
✔ なぜ見た目だけでは判断できないのか
✔ なぜ顎関節を基準にしないのか
✔ 私たちが何を大切にして咬み合わせを診ているのか
といった点を、できるだけ噛み砕いてお伝えしていきます。
少し難しい内容も出てきますが、
「こういう考え方で診療している歯科医院なんだ」
ということを知っていただいたうえで、
治療を一緒に進めていければと考えています。
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