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第4回|「歯並びを治せば噛める」は本当?―形(見た目)と機能は別ものです

前回は、「見た目が悪くても、機能的に問題がないこともある」というお話をしました。

今回は逆に、
「歯並び(形)を整えれば、必ず噛む機能が上がるのか?」
について、当院の考え方をお伝えします。

■ 形(見た目)と、機能(噛む)は別の評価軸です
歯並びが整っている=噛む機能が高い、とは限りません。

噛むという動きは、
・脳(中枢)
・筋(咀嚼筋)
・歯列(歯の接触)
・顎関節
が連携してはじめて成り立つ「機能」です。

つまり、形がきれいでも、
その連携が乱れていれば「噛みにくい」「疲れる」「違和感が続く」といったことが起こり得ます。

■ 「歯を動かす」「人工物を入れる」=必ず機能が上がる、ではありません
補綴(被せ物・ブリッジ・入れ歯)や矯正治療など、
人の手で歯列や噛み合わせに介入することは、もちろん有益な場面があります。

ただし一方で、
介入が“機能的咬合系”のバランスを乱す可能性もある
という認識が必要です。

だから当院では、
「歯並びを整えればOK」
「見た目をきれいにすれば機能も良くなるはず」
という発想だけで治療方針を決めることはしません。

■ 当院が重視しているのは「円滑に咀嚼できること」
当院が目標にしているのは、見た目の“正解”を作ることではなく、
日常の食事が、無理なく・自然にできることです。

・噛むたびに気にならない
・顎や筋肉が疲れにくい
・違和感が少ない
・食べたいものが食べられる

こうした「生活の中の機能」を大切にしています。

■(少しだけ専門的に)静的評価だけでは不十分です
噛み合わせを評価するとき、形(歯の並びや当たり方)だけを見るのは“静的評価”です。

でも実際の噛む動きは、筋と感覚入力(歯根膜など)を含めた“動的評価”が関わります。
当院は、ここを丁寧に見たうえで治療を組み立てます。

■ まとめ
歯並び(見た目)を整えること自体は大切です。
しかし「それだけで噛めるようになる」とは限りません。

当院では、形と機能を分けて考え、
“機能的咬合系”が成り立つことを優先して治療方針を決めています。

次回は、この「機能的咬合系」という考え方を、もう少し整理してお話しします。

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