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【第5回】「機能的咬合系」という考え方

これまでの回でお伝えしてきたように、
「噛む」という行為は、単に歯と歯が当たる現象ではありません。

脳が状況を判断し、
筋(咀嚼筋)に指令を出し、
その結果として歯列と顎関節が動く。

この一連の流れ全体を、私たちは
「機能的咬合系(Functional Occlusion System)」と捉えています。

つまり、咬み合わせとは
・歯だけの問題ではなく
・顎関節だけの問題でもなく
・筋や感覚、さらには脳の働きまで含めた
“システム全体の結果”なのです。

そのため当院では、
歯並びや噛み合わせの形だけを見て
「良い・悪い」を判断することはしていません。

一見きれいに見える歯列でも、
・噛むたびに疲れる
・無意識に力が入りすぎる
・違和感が取れない
といったことが起こる場合があります。

逆に、
見た目が完璧でなくても、
無理なく噛めていて、
日常生活で問題が起きていないケースもあります。

大切なのは、
「その人の体の中で、機能として成立しているかどうか」。

この視点がないまま治療を進めてしまうと、
見た目は整っても、
かえって不調が増えてしまうこともあります。

当院が「機能的咬合系」という考え方を重視するのは、
治療後の安定と、
長く快適に噛める状態を守るためです。

次回は、
この機能的咬合系の中で、
特に重要な役割を担う「中枢(脳)」について、
もう少し詳しくお話しします。

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