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第4回 インプラント治療の流れをわかりやすく解説

当院では義歯(入れ歯)治療に力を入れています。

しかし現在の欠損補綴治療では、

義歯とインプラントを完全に切り離して考えることは難しくなっています。

実際には、

義歯が最適な方もいれば、

インプラントが適している方もいます。

また、

両者を組み合わせた方が良い結果につながることも少なくありません。

そのため当院では、

患者さんにインプラントについても正しく理解していただくことが大切だと考えています。

今回のシリーズでは、

インプラントの基本的な考え方から、

実際の治療の流れまで、

できるだけわかりやすくお話しています。

今回は、

「インプラント治療はどのような流れで進むのか」

についてご説明したいと思います。

■インプラント治療は手術だけではありません

患者さんの中には、

「インプラント=手術」

というイメージを持たれている方も少なくありません。

もちろん手術は重要な工程です。

しかし実際には、

インプラント治療の大部分は

診断と計画、

そして治療後の管理にあります。

インプラントは、

単に骨の中にネジを入れる治療ではありません。

その方の骨の状態、

噛み合わせ、

残っている歯、

全身状態、

清掃状態などを総合的に考えて進めていく治療です。

そのため、

最初の診査・診断が非常に重要になります。

■まずは相談と診査から始まります

インプラント治療を希望された場合、

まず行うのは相談と診査です。

患者さんによって、

歯を失った理由は様々です。

虫歯、

歯周病、

破折、

外傷など、

背景は大きく異なります。

そのため、

まずは現在のお口の状態を把握することが大切です。

当院では、

残っている歯の状態だけでなく、

噛み合わせや歯周病の状態についても確認しています。

なぜなら、

インプラントだけが良くても、

他の歯が悪くなってしまっては意味がないからです。

■CT撮影による診断

現在のインプラント治療では、

CT撮影が非常に重要です。

従来のレントゲンでは、

骨の高さはある程度わかりますが、

骨の幅までは正確に把握できません。

しかしCTでは、

骨を立体的に確認できます。

具体的には、

・骨の高さ

・骨の幅

・神経の位置

・上顎洞の位置

などを詳しく確認できます。

これによって、

安全な治療計画を立てることが可能になります。

患者さんによって骨の状態は大きく異なるため、

CT診断は欠かせない検査になっています。

■治療計画の立案

診査結果とCTデータをもとに、

治療計画を立てていきます。

ここで重要なのは、

「インプラントができるか」

だけではありません。

「長く維持できるか」

を考えることです。

例えば、

無理に多くのインプラントを埋入するより、

清掃しやすい設計の方が良い場合もあります。

また、

将来高齢になった時の管理まで考慮することもあります。

当院では、

見た目だけでなく、

長期的な安定を重視して計画を立てています。

■インプラント手術

治療計画が決まれば、

いよいよインプラント埋入手術を行います。

局所麻酔を行い、

顎の骨の中にインプラントを埋入します。

症例によって時間は異なりますが、

単純なケースでは比較的短時間で終了することもあります。

また、

骨の量が不足している場合には、

骨造成を併用することもあります。

近年は診断機器や治療技術の進歩により、

以前より安全性が高くなっています。

■骨と結合する期間を待ちます

インプラントは、

埋入したその日に完成するわけではありません。

埋入後、

インプラントと骨が結合する期間が必要になります。

これを

「治癒期間」

と呼びます。

この期間中に、

骨とインプラントがしっかり結合していきます。

焦らず待つことも、

治療成功のためには重要な要素です。

■人工歯を製作します

骨との結合が確認できたら、

人工歯を製作していきます。

ここで大切なのは、

単に歯の形を作ることではありません。

噛み合わせ、

清掃性、

見た目、

周囲の歯との調和など、

様々な要素を考慮して製作します。

当院では、

補綴治療を重視しています。

インプラントそのものだけでなく、

その上に入る歯が非常に重要だと考えています。

■装着後はメンテナンスが重要です

人工歯が入ると、

患者さんは

「これで終わりですね」

と思われることがあります。

しかし実際には、

ここからが本当のスタートです。

インプラントは虫歯にはなりませんが、

インプラント周囲炎になる可能性があります。

そのため、

定期的なメンテナンスと清掃が重要になります。

長く安定して使うためには、

歯科医院と患者さんが協力して管理していく必要があります。

■当院が考えるインプラント治療

当院では、

インプラントを特別な治療とは考えていません。

また、

インプラントだけが正解だとも考えていません。

義歯、

ブリッジ、

インプラント、

それぞれに長所と短所があります。

大切なのは、

患者さん一人ひとりに合った方法を選ぶことです。

そのため当院では、

診断を重視し、

患者さんと相談しながら治療方針を決定しています。

■次回は「インプラントは誰でもできるのか?」

次回は、

患者さんから非常によく受ける質問である

「私はインプラントができますか?」

についてお話します。

骨の量、

年齢、

糖尿病、

喫煙など、

インプラント治療に関係する条件について、

わかりやすくご説明したいと思います。

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